(ジブリ作品「おもひでぽろぽろ」より)
主人公が学校の算数のテストで誤答してしまいます
2/3 ÷ 1/4 = ?
誤)2/3 × 1/4 = 1/6
正)2/3 × 4/1 = 8/3
その答案用紙を見た姉とのやり取りです
姉「九九を始めから言ってみなさい。」
主「九九なんて言えるわよ。もう5年生だよ。」
姉「九九ができるならどうして間違ったのよ!」
主「だって分数の割算だよ。」
姉「分母と分子をひっくり返して、
掛けりゃいいだけじゃないの。
学校でそう教わったでしょ?」
主「うん…。」
姉「じゃあどうして間違ったの!」
主「分数を分数で割るって、どういうこと?」
姉「ええ?」
主「2/3個のりんごを、1/4で割るっていうのは、
2/3個のりんごを、4人で分けると
ひとり何個かってことでしょう?」
姉「うん…。」
主「だから、1、2、3、4、5、6で、ひとり1/6個。」
姉「違う、違う、違う、違う。それは掛け算。」
主「ええ!どうして?掛けるのに数が減るのー?」
姉「2/3個のりんごを、1/4で割るっていうのは…
とにかく、りんごにこだわるからわかんないのよ。
掛け算はそのまま、割算はひっくり返すって覚えればいいの。」
分数の割り算に関して何も疑問を抱かず素直に分子と分母をひっくり返して掛け算の問題として処理できましたでしょうか?
人生に関して言えば素直に計算できる方がスムーズにいくのかも知れませんが…看護に関して言えば「根拠」を求められる場面も少なくないので分数の割り算に疑問を抱く方がより訪問看護向きなのではと思います。