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フローレンス・ナイチンゲール

フローレンス・ナイチンゲール(1820年5月12日 - 1910年8月13日)は、イギリスの看護婦、社会起業家、統計学者、看護教育学者。近代看護教育の母。病院建築でも非凡な才能を発揮。クリミア戦争での負傷兵たちへの献身や統計に基づく医療衛生改革で著名(Wikiより)。

 

<看護覚え書より(一部)>

看護とは、新鮮な空気、陽光、暖かさ、清潔さ、静かさを適切に保ち、食事を適切に選択し管理すること、こういった全てを、患者の生命力の消耗を最小にするように整えることを意味すべきである。

看護師のまさに基本は、患者が何を感じているかを、患者に辛い思いをさせて言わせることなく、患者の表情に現れるあらゆる変化から読み取ることができることである。

自分自身では決して感じたことのない他人の感情のただ中へ自己を投入する能力を、これほど必要とする仕事は他に存在しないのである。

 

現代看護、訪問看護にその全てを当てはめることはできませんが、看護の基本に大きな違いはないかと思います。臨床を経験することで自身の看護観も変化していくことでしょう。看護覚え書の中より特に印象に残っているのが『看護はひとつの芸術であり、それを実際的かつ科学的な、系統だった訓練を必要とする芸術である』という文言です。看護がアート?と疑問に感じたので印象に残っています。病院勤務の時は看護=プロフェッショナルと言うイメージでしたが、訪問看護を追求するようになってからは看護=アート(表現)と言う意味が解るようになってきました。