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恩送り~Pay it forward~

恩返し と 恩送り の違いとは?

 

「恩返し」 - 誰かから受けた恩を直接その人に返すこと

 

「恩送り」 - 誰かから受けた恩を直接その人に返すのではなく別の人に送ること

 

 「恩送り」と意味が相当程度に重なる別の表現が古くから日本人にはしっかり定着している「情けは人の為ならず」という言葉があります。「情け(=親切)は、いずれは巡り巡って(他でもない)自分に良いことが返ってくる(だから、ひとに親切にしておいた方が良い)」という意味の表現です。

 

近年、英語圏では「恩送り」に相当する概念が、Pay it forwardの表現で再認識されるようになっているそうです。この"Pay it forward"をテーマに小説『ペイ・フォワード 可能の王国』が書かれ、後に映画化されています。

11歳の少年トレバーは、社会科の授業中、担任のシモネット先生から「もし君たちが世界を変えたいと思ったら、何をする?」と問い掛けられる。悩んだ末にトレバーはあるアイデアを思いつく。

 

それは "ペイ・フォワード"

 

自分が受けた善意や思いやりを、その相手に返すのではなく、別の3人に渡すという奇想天外なアイデアだった。やがて、少年の考えたユニークなアイデアが広がり、心に傷を負った大人たちの心を癒していく

 

 感動的なストーリーとは関係のない話ですが、11歳の主人公トレバー少年を演じたハーレイ・ジョエル・オスメントは当時12歳、令和54月に35歳となっていました。

 

35歳の俳優では子役は務まりませんでした。適齢期ではないですが…タイミングってありますね。なるべく鉄はあついうちに打ちましょう。