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人は二度死ぬ?

『リメンバー・ミー』(原題:Coco)は、ピクサー・アニメーション・スタジオ製作、ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ配給によるアメリカ合衆国のコンピュータアニメーション・ファンタジー・アドベンチャー映画。全米で2017年11月22日、日本で2018年3月16日公開。キャッチコピーは「それは、時を超えて―家族をつなぐ、奇跡の歌」(Wikipedia)。 

 

メキシコの「死者の日(英語: Day of the DeadまたはAll Soul's Day)」をテーマとした作品となっています。死者の日はメキシコの伝統文化、風習である。特にメキシコにおいて、死者を偲びそして感謝し、生きる喜びを分かち合うことを目的としている。この伝統は、メキシコにおいて最も重要な風習の一つであり、毎年11月1日と2日に祝われる(Wikipedia)。

 

 

劇中で何度も耳にするキーワードがあります。それは「人は二度死ぬ」と言うことです。一つは実際の死、もう一つは、その人が忘れ去られる事を指します。つまり、私たちは身体が亡くなった後も、記憶され続ける事で一つの形で生き続ける事ができるという事です。

 

日本の「お盆」と「リメンバー・ミー」のテーマには類似点があります。お盆は、故人の霊が一時的に現世に戻り、家族や親しい人々と再び交流すると信じられています。同様に「リメンバー・ミー」では、亡くなった家族や友人を記念し、彼らの霊が現世に戻り、愛する者たちと再会する機会として表現されています。

 

さて、独居で身寄りがない人々はどうなるのでしょうか。医療・介護でサービスを利用されている方が御逝去される事は珍しくありません。その方々を記憶している我々が存在している事で一つの形で生き続ける事ができるという事です。死にゆく姿を見るという事は、その人の生き様を見届けると言う意味もあります。死生観は人それぞれにあると思いますが、このブログを通して「死」という意味を見つめ直すきっかけになれば幸いです。