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生活の場をグラフ化してみた

「生活の場をグラフ化してみた」は当事業所の完全オリジナルであり医学的にも根拠はありませんので気になる方は読まずに飛ばして下さい。

 

グラフを基に各分野の説明を行います。以下は、XY軸に基づいて「病院」「緩和ケア」「施設」「地域・在宅」の4つの分野にざっくりと分けてざっくりと簡潔に説明します。

 

1. 病院 (グラフ右上)

「余命」が限られており「人命」に関わるケアが必要な場合、病院での治療が中心となります。病院では、主に急性期の医療が提供され、患者の生命を延ばすための治療や症状のコントロールが行われます。高い医療技術や設備が整っており、緊急時の対応や手術、化学療法など、集中的な治療が必要な場合に適しています。

 

2. 緩和ケア(グラフ右下)

「余命」が限られ「人生」に焦点を当てる段階では、緩和ケアが重要です。緩和ケアは、治療が困難な病気に対して、苦痛や不快感を和らげることを目的としたケアを提供します。患者や家族の精神的・身体的な苦痛を軽減し、QOL(生活の質)の向上を目指します。緩和ケアは病院内に設けられることが多いですが、専門の施設や在宅でも行われます。

 

3. 施設(グラフ左上)

「余生」に入り「人命」に関わるケアが必要な場合、施設が選択肢となります。施設には介護老人保健施設(老健)、特別養護老人ホーム(特養)、有料老人ホームなどが含まれます。これらの施設では、医療ケアと日常生活支援が組み合わさったサービスが提供されます。自宅での生活が難しく、専門的なケアが必要な高齢者に対して、長期的なサポートが行われます。

 

4. 地域・在宅(グラフ左下)

「余生」と「人生」に焦点を当てたケアは、地域・在宅で行われます。地域包括ケアシステムの一環として、医療・介護・福祉が一体となり、患者が住み慣れた地域や自宅での生活を支えることが目的です。訪問看護や在宅医療、デイサービスなどのサービスを組み合わせて、患者の自立した生活を支援します。施設でのケアが不要な場合や、家族との時間を大切にしたい場合に適しています。

 

これら4つの分野は、患者さんや利用者さんの状況や希望に応じて選択され、組み合わせることができます。それぞれの分野が、患者さんやご家族のニーズに応じて異なる役割を果たします。もちろん重なり合う部分もありますので柔軟に捉えて下さると嬉しく思います。