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挽回のチャンスが無い?

日本の病棟看護の歴史を振り返ると、看護師は治療行為のみならず、洗濯やゴミ捨て、シーツ交換、患者の売店付き添い、リハビリ室への送り迎え等、多様な業務を担ってきました。これらの業務を通して患者さんとの関係性を築き上げることも可能でした。また、医療行為が苦手な看護師でも、このような他業務を通じて自信を付け、スキル向上を継続させることができました。

 

しかし、時代と共に看護業務の見直しが行われ、最近では看護師の業務が採血や点滴の交換、医療的な処置など、医療的な業務に集約されつつあります。これは、患者さんとの人間的な関わりや、看護師個人の実践力を発揮する場が減る結果に繋がっています。特に、苦手分野を他の業務で補ったり、自分の得意を活かす機会が減少していると感じている看護師も少なくないのではないでしょうか。

 

一方で、訪問看護の場は、今なお「昔ながらの看護業務」を提供できる場です。訪問看護は患者の生活の場所に直接出向くため、生活支援業務もくみして、利用者さんとの直接的な人間関係を構築しやすい環境にあります。これは、病棟では減ってきている「挽回のチャンス」の減少を感じる看護師にとって、重要な選択肢になりうるでしょう。

 

現在の医療現場では、一人ひとりのスキルや実践力が上手く活かせない場面も増えています。しかし、医療業務に限らず、患者さんとの関係性や支援の方法を探し出すことで、新たなチャンスを創り出す可能性もまだ残されているのではないでしょうか。

 

 

 

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病棟では「自分の看護が活かせない」と感じていた方が、訪問看護で主体的に関われるようになることがあります。

訪問看護における看護師の役割については、こちらのコラムでもお伝えしています。

訪問看護は「指示」ではなく「支持」

 

「今の職場は合わないのかもしれない」

そう感じた時、本当に環境だけが理由なのかを考える視点についてまとめています。

転職の前に考えたい - 酸っぱい葡萄と甘い葡萄の話

 

訪問看護師は、地域を“移動する看護師”ではなく、地域を“歩く看護師”です。

生活の場で育まれる看護観について綴っています。

地域の歩き方

 

 

 

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