在宅療養の現場から

在宅療養では、教科書通りにいかないことが多くあります。

 

「良かれと思って行ったことが、別の課題へ繋がっていた」 

 

「できていないことばかり見ていた」 

 

「正解だと思っていた関わりが、実は違っていた」

 

そんな経験を、私たちも日々積み重ねています。

 

このページでは、利用者さんやご家族との関わりの中で感じたこと、うまくいかなかったこと、そこから学ばせていただいたことを、「在宅療養の現場から」として少しずつ綴っています。

 

訪問看護の現場には、マニュアルだけでは語れない、“生活”があります。

 


訪問看護師として学んだこと

在宅療養では、利用者さんやご家族から教えて頂くことがたくさんあります。うまくいかなかったことや、思い込みに気づかされたこと。訪問看護師として成長するきっかけになった出来事を綴っています。

 

🌱「何故、薬が飲めないのですか?」

訪問看護を始めたばかりの頃、服薬できない利用者さんに声を荒げてしまったことがありました。

振り返ると、私は薬を見ていて、その人の生活や気持ちを十分に見られていなかったのかもしれません。

病棟看護と在宅看護の違いを教えて頂いた、忘れられない学びについて綴っています。

「何故、薬が飲めないのですか?」

生活・リハビリの現場から

在宅でのリハビリは、「運動をすること」だけでは続かないことがあります。

その人の生活や気持ちに寄り添いながら、一緒に方法を探していくことが大切なのだと感じています。

 

🚶「リハビリしましょう」では動けなかった

リハビリを「やらされるもの」ではなく、自分で選ぶ形へ変えたことで見えてきた関わりについて綴っています。
「リハビリしましょう」では動けなかった

 

🚶リハビリより、レモンティーだった

「歩きましょう」では続かなかった方が、自らトイレへ向かうようになった生活リハビリのお話です。
→ リハビリより、レモンティーだった

 

🚶便利になるほど、失っていたもの

介護ベッド導入後に気づいた、“便利さ”と“残存機能”についてのお話です。

→ 便利になるほど、失っていたもの

 

🚶病院でできたことが、自宅では難しかった

病院で身につけた動作やリハビリ技術も、在宅ではそのまま通用しないことがあります。

利用者さん、ご家族と一緒に、“暮らしに合う形”を探していったお話です。

→ 病院でできたことが、自宅では難しかった

 

🚶「すいません、怪我をしてしまいました」

退院して間もない利用者さんが膝を怪我され、ご夫婦は申し訳なさそうに謝られました。

在宅は治療の場ではなく生活の場です。原因を探すことよりも、次の暮らしへ繋げることの大切さを感じたお話です。

「すいません、怪我をしてしまいました」

 

🚶「今日は川を見に行く」

「今日は川を見に行く」——車椅子の利用者さんと向かった懐かしい景色。

リハビリの先にある、“その人の想い”について綴っています。

「今日は川を見に行く」

 

🚶虹色プロジェクト

利用者さん同士が支え合える関係を作れないかと考えた取り組みについて綴っています。
→ 虹色プロジェクト

 

🚶太陽と風を思い出した日

「先にパンを食べてから」では届かなかった利用者さんとの関わり。
“やらせる”のではなく、“やってみたくなる”支援について綴っています。

→ 太陽と風を思い出した日

 

認知症・生活支援の現場から

認知症ケアでは、「できないこと」に目が向きやすくなります。 

ですが実際には、“どう関わるか”によって見えてくる景色が変わることがあります。

 

🧩「週4回は飲めているのですね」

 「飲めていない」ではなく、「飲めている」に目を向けた関わりについてのお話です。

→ 「週4回は飲めているのですね」

 

🧩服薬カレンダーをやめた理由

管理しやすさではなく、“本人が意識できる形”を考え直した服薬支援のお話です。
服薬カレンダーをやめた理由

 

🧩タイミングが合わなかった

認知症により入浴が難しくなった利用者さんとの関わりを通して感じた、“タイミング”の大切さについて綴っています。
→ タイミングが合わなかった

 

精神的な不安への関わり

不安を「なくす」ことだけでは、うまくいかないことがあります。在宅では、その人の生活や考え方に合わせながら、一緒に不安へ向き合っていくことが大切なのだと思います。

 

🌙電話をくれる人 - 人とのつながりという処方箋 -

薬だけでは説明できなかった利用者さんの変化。その背景にあった、“人とのつながり”の力について綴っています。

電話をくれる人 - 人とのつながりという処方箋 -

 

🌙不安が一つだけになると苦しくなる

“不安を全部なくそうとする”ことで、逆に苦しくなっていた事例について綴っています。

不安が一つだけになると苦しくなる

 

🌙「ちゃんとしなきゃ」が苦しくなっていた

生活リズムへのこだわりが、不安や不眠へ繋がっていた利用者さんとの関わりについてのお話です。

「ちゃんとしなきゃ」が苦しくなっていた

 

🌙「電話してもいい」が安心になった

オンコールを“減らす”のではなく、“安心して相談できる”ことが不安軽減へ繋がった事例です。

→ 「電話してもいい」が安心になった

 

🌙「また明日来ますね」が支えになった

在宅で点滴治療を続ける中で、「継続して関わること」が安心へ繋がったお話です。

「また明日来ますね」が支えになった

 

尊厳と看取りの現場から

在宅療養では、身体だけではなく、“その人らしさ”や“尊厳”へ関わらせていただく場面があります。

その積み重ねが、看取りへ繋がっていくこともあります。

 

🕊️「ごめんね」が「ありがとう」に変わった

排泄ケアを通して感じた、“申し訳なさ”と“尊厳”についてのお話です。

「ごめんね」が「ありがとう」に変わった

 

🕊️故郷を一緒に歩いた日

「最期まで自宅にいたい」と願われた利用者さんと過ごした、在宅看取りの時間について綴っています。

故郷を一緒に歩いた日

 

家族との関わりの現場から

在宅療養では、利用者さんだけでなく、ご家族もまた悩みながら日々を過ごされています。「支えたい」という想いが強いほど、焦りや不安、時には苦しさに繋がることもあります。訪問看護は、利用者さんだけを支える仕事ではありません。ご家族の想いや関係性にも目を向けながら、“その人らしい暮らし”を一緒に考えていくことも大切な役割だと感じています。

 

🤝介護の前に、親子だった

認知症により生活が変化していく中で、親子関係が少しずつ「介護者」と「要介護者」の関係へ変わっていったご家族のお話です。怒りや焦りの奥にあった、“元気でいてほしい”という想いについて綴っています。

介護の前に、親子だった

 

🤝厳しかったのは、不安だったから

精神疾患のある利用者さんを支える母親は、時に厳しく関わっていました。その背景にあったのは、「親なきあと」への強い不安でした。 “見守ること”も支援のひとつなのだと感じた家族支援のお話です。

厳しかったのは、不安だったから

 

人生と向き合う現場から

在宅療養では、病気や障害だけではなく、その人が大切にしてきたものや人生そのものに触れさせていただくことがあります。利用者さんとの関わりの中で教わった、生きること、老いること、そして人生について綴っています。

 

🌅集大成

「私が生きてきた証を残したい」ある利用者さんが語った最後のプロジェクト。その言葉が何年もの時間を経て、今の私へ返ってきたように感じています。

集大成

 

訪問看護の現場からひとこと

訪問看護の現場では、


教科書通りにいかないことがたくさんあります。


だからこそ、


利用者さん、ご家族、そして私たち自身も、


一緒に悩み、一緒に考えながら進んでいくことが大切なのだと思います。


在宅療養では、


人の老いや病気、そして最期に向き合う場面も少なくありません。


ですが、


私たちが利用者さんから教えて頂いているのは、


“死”だけではなく、


「今をどう生きるか」


という、“生”の大切さです。


歩くこと。


食べること。


眠ること。


笑うこと。


誰かと過ごすこと。


その一つひとつが、


その人の人生なのだと思います。


この「在宅療養の現場から」が、


在宅療養や訪問看護について、


少しでも身近に感じていただけるきっかけになれば嬉しく思います。



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在宅療養には、“正解”が一つではない場面が多くあります。

だからこそ私たちは、その人らしい暮らしを一緒に考えながら、日々の訪問を続けています。