📖 地図ではなく、コンパス

答えを探すためではなく、

自分の方向を考えるために。

 

看護師として働いていると、

たくさんの地図に出会います。

 

知識。

技術。

経験。

資格。

キャリアパス。

 

どれも大切です。

 

けれど私は、

訪問看護を続ける中で、

地図と同じくらい大切なものがあることに気付きました。

 

それが「コンパス」です。

 


地図があれば目的地へ行ける

看護の世界には、

たくさんの地図があります。

 

看護技術。

 

看護手順。

 

ガイドライン。

 

アセスメント。

 

クリニカルラダー。

 

キャリアパス。

 

これらは、

安全に看護を行うために必要なものです。

 

私自身も、

病棟時代は地図を読むことに必死でした。

 

正しい看護とは何か。

 

どうすれば失敗しないか。

 

どうすれば評価されるか。

 

地図を頼りに進んでいました。

 


けれど人生には地図がない

訪問看護に転職して気付いたことがあります。

 

利用者さんの人生には、

地図がありません。

 

同じ病気でも。

 

同じ年齢でも。

 

同じ介護度でも。

 

大切にしているものは違います。

 

旅行に行きたい人。

 

家で過ごしたい人。

 

庭を眺めたい人。

 

レモンティーを飲みに行きたい人。

 

何を大切にしているのかによって、

進みたい方向は変わります。

 

だから、

正解を探しても答えは見つかりません。

 


利用者さんが教えてくれたこと

訪問看護を続ける中で、

私は利用者さんから多くのことを教わりました。

 

病気との向き合い方。

 

老いるということ。

 

できなくなるということ。

 

別れということ。

 

そして、

 

何を大切にして生きるのかということ。

 

利用者さんは、

答えを教えてくれたのではありません。

 

その人にとって大切な方向を教えてくれました。

 

私はその姿から、

コンパスの大切さを学びました。

 


看護学生に戻るような感覚

訪問看護に転職してきた方へ、

 

私はよくこうお伝えしています。

 

「病棟看護学実習や基礎看護実習に戻るような感覚ですよ」

 

と。

 

病棟では、

地図を読む力が評価されることが少なくありません。

 

けれど訪問看護では、

 

「その人は何を大切にしている人なのか」

 

を見る力が必要になります。

 

それは、

看護学生の頃に学んだ看護の原点に近いものだと思います。

 


地図も大切、コンパスも大切

私は地図が不要だとは思っていません。

 

地図は大切です。

 

知識も。

 

技術も。

 

経験も。

 

キャリアも。

 

けれど、

 

地図だけでは進めない場面があります。

 

そして、

 

コンパスだけでも進めません。

 

大切なのは、

 

コンパスを活かすための地図。

 

地図を活かすためのコンパス。

 

その両方を持つことなのだと思います。

 


看護キャリアコンパス

病院。

 

施設。

 

訪問看護。

 

地域。

 

看護師の働き方に正解はありません。

 

大切なのは、

 

どこで働くかではなく、

 

何を大切にして働くか。

 

このページは、

転職を勧めるためのものではありません。

 

訪問看護を勧めるためのものでもありません。

 

答えを探すためではなく、

 

自分の方向を考えるためのページです。

 


関連ページ

 

📖 看護キャリアコンパス(WEB版)

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📚 訪問看護覚え書

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利用者さんから教わったことを、

次の誰かへ。

 

🌻