訪問看護は「指示」ではなく「支持」
病棟から訪問看護に転職を考えるとき、最初に耳にするのが「訪問看護指示書」かもしれません。
「結局は医師の指示で動くのかな? 自分は受け身になってしまうのでは?」
そんな不安を持たれる方も多いと思います。
<病院での「指示」>
病院では、医師の判断に基づいて治療やケアの方針が決まります。看護師はその「指示」に沿って、処置や観察を行い、患者さんの安全を守ります。
とても大切な役割ですが、「指示」が軸にあることで、看護師としての判断や思いを前に出しにくい場面もあったのではないでしょうか。
<訪問看護での「主体性」>
訪問看護は舞台が違います。病院ではなく、「地域で暮らす生活の場」。利用者さんは患者さんである前に、一人の生活者です。
日々の体調や小さな変化を一番近くで見ているのは訪問看護師。だからこそ…
「いま、この人に必要なのは何か」
「どうすれば安心して暮らせるか」
を考えるのは、あなた自身です。
そしてその提案や判断を、主治医に伝え、承認やサポートを受けながら進めていきます。
<「指示」から「支持」へ>
病 院:医師の指示 → 看護師が実行
訪問看護:看護師の判断・提案 → 医師が支持(承認・サポート)
形式上は「指示書」でも、実際には訪問看護師が主体となり、医師が“支持者”として寄り添う関係です。
<ある日の訪問から>
ある利用者さんは、独居で糖尿病を抱えていました。
血糖コントロールのために毎日の生活がとても大事ですが、食事内容や服薬は「病院ではうまく伝わらなかった」と本人は話していました。
訪問すると、冷蔵庫の中や普段の食卓の様子から生活のリアルが見えてきます。「これなら続けられそうですね」と提案すると、利用者さんの表情がふっと明るくなる瞬間がありました。
その後、主治医に生活状況を共有し、看護師の提案を「いいですね、それでいきましょう」と支持してもらう。まさに看護師が主体となり、医師が支持する形でケアが進んでいきました。
<訪問看護を考えるあなたへ>
訪問看護は「指示されたことをこなす場所」ではありません。「利用者さんやご家族と一緒に暮らしを支えるために、看護師が主体となって動ける場所」です。
病棟では埋もれがちだった、あなたの観察力や判断力、利用者さんとの対話力が、訪問看護では大きな力になります。
→ 訪問看護は「指示に従う看護」ではなく、あなたの看護に“支持”を得て進めていける看護です。
<さんふらわぁ訪問看護リハビリステーションから>
私たちは、高齢者から小児、精神・リハビリまで幅広い利用者さんの生活を支えています。
「もっと看護師として主体的に関わりたい」
「病棟ではできなかった“その人らしい生活を支える看護”をしたい」
そう思っている方にこそ、訪問看護の世界を知ってほしいと思います。
一緒に、地域で暮らす人の生活を支える訪問看護をつくっていきませんか?
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